事例詳細

概要
  • 前回の御柱祭に建てられた柱(古御柱)のその後についてしりたい。
質問内容
  • 前回建てられた御柱の柱のその後はどうなるのか。神事等は行うのか、詳しく知りたい。
回答
  • 前回の御柱祭りから、6年間の役目を終えた御柱は上下社ともに山出し終了後、古い御柱を引き倒し、撤去する。これを「御柱休め」「御柱倒し」という。
  • 下社の古御柱は旧慣に従い、曳き倒された御柱八本のうち、春宮一・二の御柱を下諏訪町下の原地区(第一区)長地村東山田(第七区)に払い下げる。
  • 「諏訪郡緒村並旧蹟年代記」(諏訪資料叢書第三巻に記載)『諏訪建穴堀埋ハ金子人足、古キ御柱ハ同村エ被下候』によると中金子(諏訪市中洲)村民総出で本宮・前宮各4本ずつを引き倒す。本宮4本は同村八龍(立)社まで曳行し大社宮司が参向し古御柱祭を行う現在に及んでいる。また曳建後、御柱の根本の穴埋めも同村の奉仕。前宮の柱は、一の柱は中洲神宮寺区、二の柱を宮川安国寺区、三の柱を宮川高部区、四の柱を宮川小町屋へ払い下げる。
  • 役目を終えた御柱は橋の架け替え、神社の造営、神社の御札などに使われる。平成22年新潟県新発田市の諏訪神社に「秋一」の柱、平成6年長崎県壱岐郡勝本町に「本宮三」の柱同年長野県立歴史資料館へ「秋一」、昭和43年新潟県中浦原郡亀田町へ払い下げになっている。
分類 神道(170)
事前調査事項
参考資料
キーワード 御柱 , 降る御柱 , 御柱休め , 御柱倒し
解決状況 調査区分 質問区分 依頼者区分 登録日 更新日
解決 文献紹介 郷土 一般 2016/03/20 2016/06/09
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