ばんごう | かん | ばしょ | きごう | しりょうくぶん | 禁帯 | しりょうじょうたい | びこう |
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32839625 | 風樹文庫 | 一般コーナー | 929 2016 | 一般書 |
タイトル | イスラム帝国夜話 |
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タイトルヨミ | イスラム/テイコク/ヤワ |
巻次 | 上 |
著者 | タヌーヒー‖[著] |
著者ヨミ | タヌーヒー |
著者 | 森本/公誠‖訳 |
著者ヨミ | モリモト,コウセイ |
出版者 | 岩波書店 |
出版者ヨミ | イワナミ/ショテン |
本体価格 | ¥15000 |
内容紹介 | アラビアンナイトにも影響を与えた、イスラム世界最古の逸話集。10世紀、アッバース帝国の首都バグダードで記された逸話の数々が、繁栄を極めた社会のありさまを映しだす。上は、第1巻、第2巻を収録。 |
ISBN(10桁) | 978-4-00-061172-5 |
出版年月,頒布年月等 | 2016.12 |
ページ数等 | 14,527p |
大きさ | 22cm |
NDC9版 | 929.763 |
タイトル | 死者に噓つく要はなし |
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本当の利益とは何か | |
宰相の寛大さをバルマク家にたとえる | |
貧すれば鈍する | |
成り上がりだが無類の気前よさ | |
イブン=アルジャッサースが莫大な科料に処せられる | |
宰相の首のすげかえ金次第 | |
靴音さえ気遣う | |
高級軍人の遺産の壺 | |
気前のよい男とはこんなもの | |
高等官吏は技術だけでは務まらぬ | |
威厳の示し方 | |
孫にも威厳を見せる | |
屈辱へのお返し | |
馬子にも衣裳 | |
対東ローマ外交の持ち駒は | |
国を越えた慈善の交換 | |
宰相閣下は太っ腹 | |
法の番人でも度量は広い | |
風変わりな震え字の書き方 | |
弟に公文書を偽造された宰相 | |
国家の歳入激減せり | |
受けた恩義は万倍にして | |
本当の雅量とはこんなもの | |
横領した公金を帳消しに | |
大金贈与の約束は仲介料の得られる地位で | |
恩義のお返しは仲介料の得られる地位で | |
宰相の決裁を得るには気遣いが | |
宰相への嘆願書は社会的弱者のため | |
嘆願書の煩わしさを諫める | |
預言者の家系も品位は地に落ちた | |
預言者の末裔も憐れなもの | |
お堅い法官でさえ青春はあった | |
アリー家出身者が誇らしく詠う | |
ティグリス川を詠む | |
リュート弾きを皮肉る | |
ビシュル=ブン=ハールーンが諷刺の詩を詠む | |
アブー=ナスルをビンスとあだ名するわけ | |
有名な学者に臆することなく | |
機転で窮地を脱する | |
機知は身を救う | |
なぞかけでスーフィー行者をからかう | |
スーフィー行者の詩はよくわからぬ | |
物売りの少年とのやり取り | |
人それぞれにふさわしい言葉で | |
太守の寛容を称える詩 | |
指勘定の仕方と人の一生 | |
インドの遊女は国王にも進言できる | |
賢人たちにインドの王は尋ねる | |
情けを掛ける | |
口論に巻き込まれる | |
運と不運との分かれ道 | |
バッバガーの詩 | |
貧しい人、困っている人への施し方 | |
母親への孝養は食卓でも | |
機知は富むが不遜な説教師 | |
氷売りスライマーンの幸運 | |
カリフ-ムクタディル時代のバグダードの繁栄 | |
厳罰でなく温情をかけるべし | |
宮仕えはつらきもの | |
怒りの拳の落としどころ | |
臣下は君主の激情をなだめるもの | |
叛乱者には極刑の報いあり | |
我慢はどこまでできるか | |
一風変わった極刑 | |
叛乱者の望んだままの極刑を | |
悪知恵を働かせる憎めない泥棒たち | |
神秘家の不思議には裏がある | |
ハッラージュの異端審問 | |
ハッラージュのまやかし | |
ハッラージュの著述 | |
バスラの碩学ブーミニー | |
ハッラージュについてのジュッバーイーの見解 | |
ハッラージュ信奉者の信条 | |
美田は息子のためならずや | |
遺産の速やかなる費消法 | |
浪費癖から立ち直った遺産相続人 | |
改悛すでに遅し | |
金遣い、その気になれば早や無一文 | |
歌姫買いは人生勉強の授業料 | |
歌姫買いはお高くつきますよ | |
同性愛の若者の言葉 | |
同性愛者の奇妙な関係 | |
生まれの幸運に背を向ける | |
指導的人物への書簡文はいかように | |
名前になった語句の忌避 | |
大総督もほれた女には取り繕う | |
市井の人でもかつての遊びは桁外れ | |
どんな生き物の魂も正しく導かれる | |
猿の知恵 | |
熊にまつわる話 | |
どんな動物の肉でも食べる総督 | |
借金主、九死に一生を得る | |
いっぷう変わったライオンの捕獲法 | |
私領地争いは命懸け | |
一税務官吏が信仰に目覚める | |
当世アラブ騎士の理想像 | |
司法の乱れは国家滅亡の最初の兆候 | |
商人出身法官の清貧 | |
醜聞のある人物に法官たる資格はない | |
法官の地位もみくびられたものになった | |
新しい叙任に、民衆はつねに驚きいぶかしがるもの | |
神の掟はワクフ以外も無限に | |
カリフの宦官といえども奴隷は奴隷 | |
公証人の資格は並大抵のものではないぞ | |
大法官の諭し方はこんなもの | |
人を迎え入れる心遣い | |
宰相官邸はしきたりの厳しいところ | |
のちの大法官もかつては貧乏学生 | |
疑わしきは罰せず | |
大法官アブー=ユースフの遺産 | |
いかにして法官になったか | |
徳ある宰相の計らい | |
小さな得は大きな損 | |
法学派によっては誰もが証人になれる | |
あわて者の高官 | |
笑いを取ってカリフの侍臣に | |
賭け事に負けたカリフの粋な計らい | |
カリフの権威をかさに、世間を甘く見てはならぬ | |
恋はお高くつきますよ | |
文法家の内弟子となって学ぶ | |
時は流れながれて | |
カリフ-ムクタディルは愚か者か | |
ムクタディルの悲憤慷慨 | |
息子が浪費家のカリフになると予言する | |
ムクタディルの母后の無駄遣い | |
ムクタディルの無駄遣い | |
カリフ-ラーディーの無駄遣い | |
ラーディーは諸事万端にわたっての最後のカリフ | |
カリフ-ムタワッキルの無駄遣い | |
奴隷商人アブルアッバース | |
意表をついて絶品を手に入れる | |
義を見てせざるは勇無きなり | |
統治は細心の注意で | |
蟻の穴から堤も崩れる | |
天下の難事は必ず易きよりなる | |
従臣のいたずら心にも厳しく | |
酷政と仁政とのはざま | |
寵臣に機略で富を | |
いたずらな横恋慕が招いた悲劇 | |
殺人事件を飼い犬が暴く | |
用心がかえって仇に | |
幸運な財宝の発見 | |
莫大な報償金よりも漁業権を | |
ダイラム人族長が商人出身のオマーンの支配者を襲撃 | |
バグダードの治安は乱れたり | |
公衆に丸見えで売春させた無頼の館 | |
極度の物価騰貴が招いた悲劇 | |
太守を称えるバッバガーの詩 | |
都から来た法官の気位の高さ | |
法官と税務長官との対立 | |
地元の長の深慮遠謀に中央官僚も顔負け | |
法官ムハンマド=ブン=マンスールの男気 | |
暴虐を行なった徴税官への懲罰 | |
法の番人と権力保持者 | |
法官のしゃれた表現 | |
書記官僚の派閥抗争 | |
派閥抗争に弁舌は武器 | |
残すべき遺産は真の友 | |
宝石の相場を下げさせたカリフの知恵 | |
逆境における真の価値 | |
母の一口の喜捨が息子を救う | |
恐怖のあとの幸運 | |
弟を監禁したハムダーン朝太守への諫めの書簡 | |
ヤフヤー=アズディーの詩 | |
別離の寂しさを詠む | |
ある法官への賛辞 | |
カリフ臨席の結婚式における大法官の気遣い | |
カリフへの法意見の御進講 | |
歌姫に入れあげた部下への宰相の粋な計らい | |
カリフの寂しい最期 | |
オオトカゲがカリフの遺体から両目を食べる | |
義母を残忍な拷問にかけたカリフ | |
人は見かけだけで判断してはならぬ | |
法官アブー=ウマルの英知 | |
法官アブー=ウマルの裏わざ | |
毒消しのまじない | |
できものの腫れを引かせるまじない | |
危機一髪、祈りが通じたか | |
ブワイフ朝君主も少年時代は極貧生活 | |
ブワイフ朝の重臣もかつては貧窮生活 | |
貧者だからといって蔑んではならぬ | |
大火も原因はちょっとしたこと | |
政敵を蹴落とすには | |
口は禍のもと | |
法官と経済検察官との確執 | |
情は人の為ならず | |
父の寵臣であっても、息子の扱いは別 | |
善意で引き受けても商売のうち | |
娘の不義の相手を責めるだけでは片手落ち | |
実力者の命令でも筋は通すべし | |
実利のある宰相職を求めて | |
宰相とは危険な仕事 | |
大望を抱いている者はその危険も大きい | |
政争に敗れた前宰相は哀れなもの | |
熱湯に手を入れても火傷せぬ | |
あるスーフィー行者の奇行 | |
長時間使用に耐える巨大蠟燭 | |
信仰にまつわる変わった出来事 | |
記憶力抜群のいたずらっ子 | |
記憶力抜群の乞食 | |
タヌーヒーの父も抜群の記憶力の持ち主 | |
神に祈ってコーランの暗記に励む | |
スーフィー行者が説く人生の糧 | |
君主の教訓 | |
自分のことは自分で始末しろ | |
新任法官への諷刺詩 | |
褒美をくれない宰相への諷刺詩 | |
一編の詩で担保の宝飾品を取り戻す | |
蝿を追い払うことのできる不思議な石 | |
宝石売りに危険は付き物 | |
ある貿易商人の知恵 | |
訴訟で法官を出し抜いた女の知恵 | |
負債を否定し、宣誓を拒絶した男 | |
言葉は知ったつもりで使うでない | |
公証人たるものの心構えとは | |
女郎屋のなかの女郎屋 | |
とんだ書きまちがい | |
食い物にけちな徴税官を甥がやり込める | |
王者の観察眼 | |
ちょっとした機転とおねだりでひと財産 | |
詩人の悪ふざけ | |
詩趣のわかる追剝ぎ | |
ふざけた人たち | |
因果はめぐる | |
宰相ムハッラビーの書簡 | |
機転を利かせて過激派の襲撃を免れる | |
ムウタズィラ派の振舞い | |
コーラン創造説をめぐる逸話 | |
二人の著名な学者が同日に亡くなった | |
夜討ち朝駆けの就職運動 | |
身のほどを忘れて宰相をなじった結末は | |
危機一髪に祈りは有益か | |
返り咲きの宰相への頌詩 | |
女性による辛辣な諷刺 | |
殉教者フサインの母の悲しみ | |
失業法官の神への祈り | |
殉教者フサインの子孫討伐者に対するシーア派感情 | |
夢のなかの預言者のお告げ | |
夢のなかで詩を暗記する | |
いったん出された主命をいかにして撤回させるか | |
世知辛い世になったもの | |
ハムダーン朝太守アブー=タグリブへの祝辞 | |
再婚する母の息子を慰める書簡 | |
麻痺の少女に起こった奇跡 | |
公証人の資格とは | |
チェス指しの説くチェスの効用 | |
貧すれば鈍する、それが当世気質 | |
友人も立場変われば敵同士 | |
夢に現われた神の使徒のお告げ | |
神への祈りがローマ人軍奴の麻痺を救う | |
バスラの大モスクのハッラージュ | |
さいころの負けをつい神に愚痴る | |
反目する礼拝布令役人と経済検察官 | |
イブン=ドゥライドは抜群の記憶力 | |
言葉の言い間違い | |
ハムダーン朝君主の功績を顕彰する書簡 | |
即興の頌詩で大金の褒美 | |
褒美を催促した詩人がかえってやり込められる | |
宝石商イブン=アルジャッサースが金持ちになれたきっかけ | |
酒づきあいがもとで信用を得る | |
口は禍の門 | |
ベドゥインの占い師 | |
ベドゥインの鳥占い | |
高名な占星術師を顔色なからしめた辻占い師 | |
占星術師の腕比べ | |
タヌーヒーの父、みずからの命終を占う | |
君子危うきに近よらず | |
占星術に熟達したムウタズィラ派神学者 | |
食事するのも相手次第 | |
窮鳥、懐に入る | |
気丈な老婆、泥棒を閉じ込める | |
ムウタズィラ派信者の肝っ玉 | |
女性歌手の歌声にほれ込んだ老伝承家 | |
偽ガブリエル、愚者信仰を打ち破る | |
いかさま苦行者、まんまと喜捨をせしめる | |
感激のあまり失神し息絶えたスーフィー行者 | |
二人の乞食の知恵 | |
敬神の苦行者といえども欲の持ち主 | |
最果ての地の国王の知恵 | |
すぐれた医者の瀉血法 | |
オレンジ臭過敏症 | |
ここまで来たか、あゝ疲れた |